ビジネスフォン レンタル vs 購入、どちらが得?【2026年】

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ビジネスフォンの導入方法は「一括購入」「リース」「レンタル」の3パターン。「レンタルは高い」「購入がお得」と決めつけている経営者も多いですが、実際は利用期間・資金余力・運用体制によって最適解が変わります。
本記事では、レンタルと購入を費用・所有権・減価償却・解約条件・5年総コストの5軸で徹底比較し、どちらを選ぶべきかの判断基準を提示します。結論は、3年以内の利用ならレンタル、5年以上の運用なら購入、3〜4年は条件次第です。
中古と新品の比較は中古 vs 新品記事、費用相場の詳細は費用相場記事を参照してください。

レンタルと購入の基本的な違い
| 項目 | レンタル | 購入 |
|---|---|---|
| 初期費用 | 2〜5万円(設置・登録料) | 30〜50万円(5人規模) |
| 月額費用 | 8,000〜15,000円(保守込み) | 保守5,000円〜 |
| 所有権 | 業者(契約終了時に返却) | 自社(永続的に所有) |
| 減価償却 | 不要(全額経費処理) | 6年の減価償却が必要 |
| 最低契約期間 | 1〜5年(プランによる) | なし(所有だから) |
| 故障対応 | 月額に含まれる(無料) | 保守契約が別途必要 |
| 機器更新 | 契約更新時に最新機に | 6〜7年ごとに自費更新 |
5年総コスト徹底比較
5人規模・新品機器を前提に、レンタルと購入の5年総コストを計算します。
| 期間 | 購入(新品) | レンタル | 差額 |
|---|---|---|---|
| 1年 | 40万+保守6万=46万 | 初期3万+月1万×12=15万 | レンタル31万安 |
| 3年 | 40万+保守18万=58万 | 初期3万+月1万×36=39万 | レンタル19万安 |
| 5年 | 40万+保守30万=70万 | 初期3万+月1万×60=63万 | レンタル7万安 |
| 7年 | 40万+保守42万+更新40万=122万 | 初期3万+月1万×84=87万 | レンタル35万安 |
意外にも、5年スパンで見るとレンタルの方が7万円程度安くなります。さらに7年目には主装置のEOL(メーカー保守終了)が近づくため購入した機器の更新費用が発生し、差額はさらに広がります。「5年以上使うから購入がお得」という通説は2026年時点では必ずしも成立しないのです。
ただし、この計算は「レンタル業者が機器更新を提案せず同じ機種を継続」という前提。実際にはレンタル契約更新時に新機種への変更提案があり、月額が上がるケースもあります。
レンタルのメリット・デメリット
レンタルのメリット
- 初期費用を圧倒的に抑えられる:数万円でスタート可能
- 保守・修理費が月額込み:故障時の追加費用なし
- 全額経費処理(月次損金):減価償却不要で会計処理が簡単
- 契約更新時に最新機に切替可能:機器の陳腐化リスクなし
- 解約時に撤去もセット:廃棄・処分の手間不要
レンタルのデメリット
- 5〜7年トータルで見るとランニング総額が大きい
- 所有権がない:契約終了時に機器が残らない
- 契約期間中の解約に違約金:通常は残月額の50〜80%
- カスタマイズの自由度が低い:業者指定の機種・構成に限定
- 信用面で購入より弱い場合も:資産計上できない

購入のメリット・デメリット
購入のメリット
- 機器を自社資産として所有:契約終了時も残る
- 長期利用でトータル費用を抑制:5〜7年運用なら有利
- カスタマイズの自由度が高い:自社仕様の構成可能
- 解約・契約期間の縛りなし
- 減価償却で税務メリット:6年償却で節税効果
購入のデメリット
- 初期費用が大きい:5人規模で30〜50万円
- 保守契約が別途必要:月額3,000〜10,000円
- 故障時の修理費が別途:保守範囲外は実費
- 機器更新(EOL)の自己負担:6〜7年で再投資
- 廃棄・処分の手間:契約終了時の撤去費用も自費
どちらを選ぶべき?判断フロー
| あなたの状況 | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| 創業間もないスタートアップ | レンタル | 初期費用を主力事業に集中できる |
| 3年以内に撤退・オフィス移転可能性 | レンタル | 短期利用で総額が抑えられる |
| 5〜10年同じオフィスで運用 | 購入 | 長期で総額が安く、資産計上可 |
| 常に最新機を使いたい | レンタル | 契約更新で最新機に切替 |
| 独自カスタマイズ要件あり | 購入 | 業者指定の構成縛りを避けられる |
| 保守対応を一本化したい | レンタル | 故障対応が月額に含まれる |
| クラウドPBXで十分 | クラウドPBX | そもそも機器導入不要 |
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レンタル契約と電気通信事業法
ビジネスフォンのレンタル業者は、機器の貸与と保守サービスを提供する事業者。電話回線(電気通信役務)そのものの提供は別途NTT東日本等の電気通信事業者と契約する構造で、電気通信事業法第9条・第16条の登録・届出対象は回線事業者側です。
「電気通信事業を営もうとする者は、総務大臣の登録を受けなければならない。」
— 電気通信事業法 第9条
レンタル契約時は、「機器レンタル契約」(レンタル業者)と「回線契約」(NTT東日本等)が別契約になっていることを契約書で確認してください。レンタル業者が「月額〇〇円(回線込み)」と提示しても、実際は別契約で束ねられているケースが多いです。
利用者の口コミ・事例
スタートアップ創業時にレンタルで月1.2万円。初期3万で済んだので、資金を営業投資に回せた。
出典: IT Review Japan
10年使う前提でオンプレ購入。初期80万きつかったが5年目時点で回収完了。10年目まで使える予定。
出典: BOXIL SaaS
2年で支店閉鎖になったが、レンタルだったので残月額の60%を違約金で払って解約。所有だったら処分費用で更に損してた。
出典: ITトレンド
よくある質問(FAQ)
Q. ビジネスフォンのレンタルと購入、どちらが得ですか?
A. 3年以内ならレンタル、5年以上なら購入が有利。5人規模で試算すると、購入5年総額70万円、レンタル63万円と若干レンタルが安く、柔軟性で勝ります。
Q. ビジネスフォンのレンタル費用の相場は?
A. 5人規模で月額8,000〜15,000円、10人規模で月額15,000〜30,000円。保守・修理費込みが一般的で、初期費用は2〜5万円程度です。
Q. ビジネスフォンをレンタルするメリットは?
A. ①初期費用抑制、②保守・修理費込み、③全額経費処理、④最新機種への切替可能、⑤解約時の撤去もセット、の5点です。
Q. ビジネスフォンをレンタルするデメリットは?
A. ①5〜7年総額では購入より割高、②所有権が業者側、③契約期間中の解約に違約金、④カスタマイズ自由度が低い、⑤契約終了時に機器が残らない、の5点です。
Q. ビジネスフォンのレンタルに向く企業は?
A. ①創業間もないスタートアップ、②短期プロジェクト・支店、③頻繁に機器更新したい企業、④保守対応を一本化したい企業、が該当します。
Q. ビジネスフォンのリース契約とレンタル契約の違いは?
A. リースは5〜7年の長期契約・中途解約不可・リース会社が減価償却。レンタルは1年〜の短期契約・解約しやすい・毎月の費用計上。リースは実質的に購入に近く、レンタルは機動性に優れます。
まとめ — 利用期間と資金余力で判断
レンタルと購入の選択結論を整理します。
- 3年以内の利用 → レンタル:初期費用と解約柔軟性が有利
- 5年以上の利用 → 購入:総額とカスタマイズ性で優位
- 3〜4年の利用 → 条件次第:クラウドPBXも含めて比較
- どれにも該当しない → クラウドPBX:初期低+月額低で新品ビジネスフォン環境
特に2026年現在はクラウドPBXが第3の選択肢として強力。機器購入もレンタルも不要で、コスト構造が根本的に変わります。新品・中古・レンタルを総合比較するなら中古 vs 新品記事も参照してください。
